ショパンのエチュード 作品10-1

ショパンのエチュードを練習始めた。以前にも作品10-3「別れの曲」とか練習してきたがなかなか最後まで完成させて弾くところまで行っていなかった。

作品10-1は、ハ長調で始まり右手はアルペジオだけ、左手はベースラインがメロディーにもなっている。曲想はプレリュードである。

大変に早く弾くように楽譜に書かれている。練習曲という名称のもと、ショパンも早いテンポを指定しているし、ショパンは実際にそのように弾けたのであろう。でも練習していると結構、苦労するのである。

手の小ささを手首の回転で補うにも限界があるのである。

皆さんはもうすでにご存知かもしれないが、ショパンの頃のピアノは、現代のピアノより少し鍵盤幅が細かった(6%くらい細かったとされている)ので、今よりも大分弾きやすかったかもしれない。

さて、この練習曲の第1曲は、ハ長調で始まる全てアルペジオの曲なのだけれど、バッハの平均律第1集のプレリュードとの関連が深い。ショパンも意識していたということだ。

とても良い曲である。和声の流れもちょっとした変化が気持ち良いし、高速のアルペジオの中にところどころ別のメロディが聞こえるように細工がなされている。CDで聞いていると、ものすごく早いので分からないのだけれど、練習しながらゆっくり弾いていると、細かな音の響きの移ろいが、とても素敵で、ああこの曲は、Andanteでも良かったのではないかとさえ思ってしまう。

左手の低音がメロディーになっているけれど、別にメロディーがなくたって、右手のアルペジオをゆっくり綺麗に響かせれば、それはそれで綺麗だ。

ちょっとずつ、テンポを上げながら弾いてくると、様々な味わいがある。楽譜にあるように、Allegro ♩=176 で弾ければいけないというわけではなく、様々なテンポの中にそれぞれの良さがある。

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